「IBプログラム」というプログラムがあるのを知っていますか?
国際バカロレア(International Baccalaureate)とは、1968年にスイスのジュネーブで設立された非営利団体であり、当初、世界各国から人が集まる国際的な機関や外交官の子供が母国での大学進学のため、様々な国の大学入試制度に対応し、1つの国の制度や内容に偏らない世界共通の大学入学資格及び成績証明書を与えるプログラムとして開発されました。
Global CollegeにもうすぐIBを目指す子供たちのグループが長期留学をしに来ます。
国際バカロレアの認定を受けている学校は、平成29年4月1日現在、世界140以上の国・地域において4,819校あるそうです。そのうち、日本における認定校は全てを含めると現在45校です。
(参考:文部科学省ページ http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/ib/index.htm)
IBプログラムは大きく分けて、4つあります。
① PYP(プライマリー・イヤーズ・プログラム)3歳〜12歳まで対象
精神と身体の両方を発達させることを重視したプログラム。どのような言語でも提供可能
② MYP(ミドル・イヤーズ・プログラム)11歳〜16歳まで対象
これまでの学習と社会のつながりを学ばせるプログラム。どのような言語でも提供可能。
③ DP(ディプロマ・プログラム)16歳〜19歳まで対象
所定のカリキュラムを2年間履修し、最終試験を経て所定の成績を収めると、国際的に認められる大学入学資格(国際バカロレア資格)が取得可能。原則として、英語、フランス語又はスペイン語で実施
*DP は高等学校に相当し、所定のカリキュ ラムを2年間履修し、最終試験を経て所定の成績をおさめると、国際的に認められる大学入学資格(国際 バカロレア資格)が取得可能です。
④ CP(キャリア関連プログラム)16歳〜19歳まで対象
生涯のキャリア形成に役立つスキルの習得を重視した、キャリア教育・職業教育に関連したプログラム。一部科目は英語、フランス語又はスペイン語で実施。
IB(国際バカロレア)の主な方針は、
- グローバルに活躍する人材を育成すること。
- 世界に適応できる、責任ある行動をとることのできる人材となり、知識だけでなく人格や社会的スキルを磨くこと。
- 教師の側から一方的に知識を教えられるのではなく、国際的な視野を持ちながら、自ら考えて意見を表明することで、世界に通用するスキルを身につけていくこと。
以上の事から、アクティブラーニングの形で、思考力やコミュニケーション能力を磨いたり、テーマを選んで自ら探求したり、現地で社会課題に向き合ったりするカリキュラムが盛り込まれています。
Global CollegeにてこれからIBを目指す子たちのカリキュラムをどうすべきかココ最近先生たちが話し合いを重ねています。
まずは、「ベースとなる英語の習得」→ Power Speaking Training (パワースピーキングトレーニング)です。
そのあと、毎日行なわれる彼らだけの特別レッスン‥‥
- 時事問題ディスカッション
- プレゼンテーション
- 国際問題ディスカッション
- エッセイ
- ディスカッション
- 数学
などを中心に行なっていく予定です。
IB(国際バカロレア)を教える先生は、英語のレベルが高くなければいけない。。。。!?
と思われるかもしれませんが、実際は、日本の大学で高校教員免許を取り、IBについて研究していた、またはよく知っている先生であれば、なる事が可能です。
現在、日本でもIBに注目が置かれて来ている事から、いくつかの大学では、IB専門教員になるための学部が出来てきたりしています。
実際、IBを教える先生たちは、海外経験がある先生たちが多く、「海外にてTESOLコースを取得しました。」や「海外の公立学校にて日本語を教えていた経験があります。」といった先生たちをよく見かけます。
(文部科学省ページ抜粋)
大学におけるIB教員養成課程の設置
平成26年4月に玉川大学がIB教員養成コースを設置。さらに、筑波大学、東京学芸大学、岡山大学、広島大学等においても、IB教員養成コースを設置する方針が示されている。
特に海外でTESOLを習った先生たちからは、「海外でのTESOLコースを受けていてよかった。採用の際に、TESOLのサーティフィケートが使えるか使えないかは別として、日本の教育が、アクティブラーニング!!!と言っている今、海外のTESOLを学んだ事は、まさにアクティブラーニングを授業に取り入れるアイディアをたくさん習う事が出来た!」と言っていました。
これからGlobal Collegeで行なわれる詳しいカリキュラム内容や先生、実際の生徒さんたちについては、今後のブログでご紹介していこうと思います。