語学学校カウンセラーが教授!英語の勉強方法3つ

Global College日本人カウンセラーMifumi、カナダに来て5年、日本での薬剤師の仕事もすっかり抜けきり、カナダでのオフィスワークも自分なりに型にはまってきました。

最初はホームステイで「Can I borrow the pen?」も言えなかった私が、今では、学校の日本人生徒に「みふみさん、どうやってしゃべれるようになったんですか?」と聞かれ、自分が行なっていた英語の勉強法を話すまでとなりました。

語学というのは、誰でも、どこまでいっても「自分まだまだだな〜。もっとしゃべれるようになりたいな〜。」と感じるものです。英語の先生誰に聞いても、そう感じる人が99%でしょう。

どれだけ頑張って勉強しても、伸び率を見る事が難しいので、語学学校でみんなを見ていると、「私、どうしてこんなに勉強してるのに、しゃべれないんだろう…」「あんなに勉強したのに全然聞き取れない…」とか不安に感じたり、途中で勉強する事を辞めてしまったりする人も多いです。

でも、どの言語を学ぶにしても、地道に少しずつでも努力している人は、必ず今日よりも明日の方が成長してるんです!明日より明後日の方が成長してるんです!

昨日よりも一つでも多くの単語を知っていたら、成長してると言えるんです!その毎日の繰り返しなんです。

そして、ふとした習慣に感じるでしょう。「私、しゃべれてる」「俺、この会話聞けてる」と。

私がいつも日本人の生徒さんに話している英語勉強法をここに3つ書こうと思います。

 

① 頭の中のあなたの声

まず、これは何本ありますか?数えて下さい。

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今、自分の頭の中でどうやって数えましたか?

「いち、に、さん、よん…」と数えましたよね?

日本人だから、自然と頭の中が日本語で数えてしまうのは当たり前です。

そこで、英語漬けの勉強をしている人にもう一度聞きます。

今、自分の頭の中でどうやって数えましたか?

自然と「One、Two、Three、Four…」と数えてた!と答える生徒さん、最近よく英語を勉強していますねJ ここまで頭の中が英語になっている方は、よく日常生活でも英語を話している方ですね。

英語を勉強したいのなら、つねに頭の中を英語漬けにしてみましょう!

といっても、出来ない人がほとんどです。

それでは、これはどうでしょう?

スーパーに入ってから出るまで」だけ、頭の中を英語漬けにしてみましょう!

今日のテーマ:スーパーに入ってから出るまで

「今日のご飯は何にしようかな〜」

「What should I cook for  dinner today?」

「ナス食べたい」

「I want to eat eggplant!」

「生姜焼きにしようかな」

「I will cook ginger pork.」

「でもお父さんショウガきらいだったな」

「But my father doesn’t like ginger.」

「今日サバが安い!」 「…サバって英語でなんて言うんだ?」

メモ「サバ」→ 後で調べる → 「Mackerel」

 

次の日のテーマ:家から会社まで

「今日も眠いな〜」

「I’m sleepy as usual.」

「あ!やばい!上司がいる!ここで会いたくないな〜。話長いもんな〜。」

「Oh my god! He is my boss, I don’t wanna see him right now. I’m tired of his long talk.」

「コンビニでも寄って行こうかな」

「I’ll drop by convenience store to buy something.」

「上司にばったり会った」 → 「バッタリ会った…accidentallyかな?なんて言うんだろう?」

メモ「バッタリ会った」→ 後で調べる → 「I run into my boss.」

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このように、短時間+テーマを決める事が大事です。

常に英語漬けの頭にしていたら、疲れてしまいますからね。

頭の中を英語にして日常会話を自分の頭の中に作ります。

そうする事によって、「自分が何が言えないのか」「自分は何が分かっていないのか」「自分はこの単語を知らない」などの発見をする事が出来ます。

普段、英語を勉強している人は、「こんな単語いつ使うんだよ〜」と思いながら勉強している人も多いはず。

こうやって自分の日常会話から「実際に使う単語」を引き出す事は、ある意味「使う単語」であり、覚えていて損はないですよ。

ここでは、「自分で何が言えないのかを発見」して、「自分で調べる」ということに意味あります。

 

② おそれずみずから”問題”に突っ込む

ここで言う「問題」とは、危ない事をしろと言っているわけではありません。

日常でおこるちょっとした問題…英語で解決するとなったら、逃げたくなりますよね。

でも、土壇場の力って、本当の力なんですよ。

私はカナダに来たばかりのころ、シェアハウスに住んでいました。そのシェアハウスは大きな1軒屋に9人もの国籍もバラバラな人たちが住んでいて、当時、英語もままならない私がぴょこっと入ってしまったときの出来事です。

9人もいれば、洗濯機が毎日毎晩フル稼働で、洗濯機も疲れるのか、しょっちゅう故障していました。自分の洗濯物が入っている最中に壊れると最悪…

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私の心の中では「なんて伝えればいいんだろう。どうしたらいいんだろう。誰かが気がつくのを待ってようかな。」なんて当時の私は考えていました。

でもそこで、私は必死に調べたんです!

「私の洗濯物が洗濯機の中で引っかかってる!また壊れた!どうしたらいい?」

→「My laundry stuffs are stuck inside somewhere. It’s broken again. What should I do?」

ルームメイト:「大家さんに電話しよう!きみ、電話してくる?」

→「We should call our landlord. Can you give him a call?」

私の心の中:「むりむりむりむりむりむりむり!電話なんてムリ!」

でもそこで、私は頑張りました!

「分かった!電話してみる!」

→「Ok! I will.」

「もしもし…洗濯機がまた壊れて、いつ直しに来れますか?私の洗濯物がまだ中にあるので、すぐ来て欲しいんだけど。それか、そぐに直してくれる人呼んでもらいたい。」

→「Hello? The laundry machine got broken again. When can you come to fix it? My stuffs are still inside the laundry. Would you come here or can you ask the technician to come here as soon as possible?」

(…続く)

この会話はその時に必死で調べて、頑張って、生み出したものでした。そこで気がついたんです!こういう場面で使った単語や言い回しは、一生忘れない事に…(笑)

その日を境に、私はなるべく自分から“問題”に突っ込むようになりました。

「何て言ったらいいのか分からない」→調べる。

「ここは私がやってみる」→ 調べる。

「こうやって頼んでみよう」→ 調べる。

「この電話は私がとる」→ 調べる。

を繰り返していくうちに、気付いたら、自分の英語力、特にスピーキング力がとても伸びていました。

はっきり言って、ストレスです。

でも自分に多少の負荷がかかった時の英語勉強は、完全に自分の身になっている英語だと気がつきました。

 

③ リスニング力をつけたいと思うならコレ!

多少しゃべれるようになったのに、ネイティブの人が話している英語が聞き取れない。

聞き取れさえすれば、私だって返答できるのに。と思っている人も多いはず。

日本語は5つの母音しかないのに、英語は30近い母音の発音があるのです。

それを最初から聞き分けられるなんてムリです!

ただ、それを聞き分けられるようになって初めて細部まで聞き取れるようになります。

また、英語が聞き取れるようになると、自然と自分の英語の発音も良くなるんですよ!

そこで、リスニングを鍛えるには「海外の映画を見てみよう!」と思って、字幕無しで見て寝てしまった…または、映画を字幕で見て、完全に日本語字幕を読んで理解した気になっている…なんてことありませんか?どちらも全く意味ありません!

あなたは「TED talks」聞いた事がありますか?

TED talks  https://www.ted.com/talks

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これは、2000以上集められた英語でのスピーチ動画集です。しかも全部無料です!ネイティブの人だけではありません。世界各国いろいろな人が、いろいろな話題についてスピーチしているのです。

これの良いところは、スピーチ時間/ワード/トピック/言語の検索をする事が出来ることです。

検索ポイント① トピックやワードは、自分で好きな言葉や興味のありそうな言葉で検索

全く興味のない事よりは、自分の好きな話題についての話を聞いた方が真剣に聞く事が出来るでしょう。

検索ポイント② スピーチ時間一番短いものを選択

映画を字幕無しで見るのと同じように、全く分からない状態で聞く、わからない言語は、長ければ長いだけ眠気を誘います。選択する時間は6分以内のスピーチのみにしてください!

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それではスタートしてみましょう!

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その時のポイント① まずは字幕無しで10回見て!

そして、何を言っているのか真剣に考えてみてください。

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その時のポイント② その次にやっと英語の字幕をつけて5回見てみましょう。

もうちょっと理解が深まるはず!そして「あ!ココはこんな簡単な英文だったのか!」「この単語知らないな〜」といろいろ気付くはずです。

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その時のポイント③ それと同時に、スピーチ全体文章を読んでみましょう!

わからない単語があれば調べてください。聞くことと読むことで、何をどのように発音しているのかをしっかり聞きましょう。

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その時のポイント④ 最後に3回日本語字幕をつけて見てみてください。

「こんなことを言っていたのか〜」「ここはこうやって訳すのか〜」というアハ体験があなたに訪れます。J

何回も同じものを聞いて耳を慣れさせる事を目的としています。

読めば分かる簡単な文章も、ネイティブの人がすらすらスピーチすると、分からない文章に聞こえます。そこを鍛えるのです!

長い映画やテレビを一回見ただけでは、何も学ぶことが出来ません。

短いスピーチだからこそ、何回も何回も飽きるほど見る事が出来るのです。挑戦してみてくださいね。

もう一点、TEDでスピーチしているのは、ネイティブスピーカーばかりではなく、様々な国の人が英語でスピーチをしています。

様々な国の人の話す英語は、必ずイントネーションやアクセントに癖があります。

「ネイティブの人じゃないからこの英語は聞き取れなくてもいいや。」「ネイティブの英語じゃないから聞き取りづらい〜」と思う人もいるでしょう。

その考え違います!!

日本で仕事をしている人は、英語ネイティブスピーカーとお話しする機会は実際どのくらいあるでしょうか?

それよりも近隣の国、韓国や台湾、東南アジア、アラブ諸国の人と英語で話す機会の方が多いのではないですか?

英語は国と国を結ぶコミュニケーションのツールです。

ネイティブの人が話す英語だけではなく、いろいろな国の人たちが話す英語に聞き慣れていないと、本当に英語をコミュニケーションのツールとして習得したとは言えませんね。

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TED talksで身につけられるのは、ただ単純に英語だけでなく、様々な国の人たちが話すイントネーションやアクセントも含めて、聞き取りの練習をする事が出来ることが、大きなメリットでもあります。

私がいつも日本人の生徒さんに話している3つの英語勉強法、いかがだったでしょうか?

まだまだ私独自の勉強法はたくさんありますので、のちのちご紹介させて頂きます。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

Mifumi

 

 

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